

集中治療が必要とされるような重症な患者さんは、多くの場合、体内で不要物質を適切に処理することが困難な状態にあります。持続緩徐式血液濾過は、重症な患者さんの体内に蓄積した不要物質や余分な水分などを除去するための方法で、体への負担をできるだけ軽くするように工夫されています。

血漿交換療法は、中空糸膜や吸着材による分離技術を応用して病因(関連)物質を直接的に取り除く方法です。リウマチなど身体を守るべき免疫機能の不全により発症する自己免疫疾患の患者さんに福音をもたらしています。

血液中に蓄積した不要物質や毒性物質、過剰な薬剤などを吸着によって除去するのが、吸着式血液浄化法です。吸着除去しようとする物質の種類や性質によっていろいろな吸着機序が工夫されています。血液から不要物質を直接選択的に除去できるので、高い物質除去効率が得られるのが特徴です。

胸水・腹水濃縮濾過再静注法(CART)とは、癌、肝疾患、腎疾患等に起因して貯留する胸水・腹水を体外に取り出して濾過濃縮し、得られた自己タンパク溶液をアルブミン製剤等の代わりに患者さんに再静注する一連の処理のことで、難治性腹水に対して広く行われています。

