体外循環関連-血液浄化

事業概要

体外循環関連-血液浄化川澄化学は、共同研究により世界で初めて二重ろ過血漿交換(DFPP)のシステムを1983年に製品化しました。その後、OEM生産を中心に血液浄化事業を行ってきましたが、2009年クラレメディカル株式会社から国内外の営業権を譲り受け、現在は開発から販売までを手掛けています。

血液浄化療法は、血液を体の外に取り出し、病因物質を取り除いて、体に戻すという治療法です。病因物質を取り除く方法として、ろ過、透析、吸着などがあり、いずれの方法を用いるかは、除去対象物質の化学・物理的特性などにより決まります。血液中に存在する物質の除去によって、症状改善が望める様々な疾患の治療に適用されています。
川澄化学は、国内外の大学・医療機関との共同研究により、より効果の高い施行方法や新たな適応疾患の探究を行っています。

重症疾患や難治性疾患に適用

血液浄化療法は、薬剤などの内科的治療のみでは治療が難しい、難治性疾患に用いられることの多い治療方法です。日本国内では、家族性高コレステロール血症などの代謝性疾患、急性肝不全などの肝疾患、全身エリテマトーデスなどの自己免疫疾患などに対し保険が適用されています。

血液浄化療法を行う際、一般的には、血管から体外に導き出された血液を、血液浄化関連装置のポンプ機能で血液回路を通して循環させ、その間に血漿分離器などの内部を通して、病因物質の分離・除去を行います。例えば、血漿分離器の場合、分離器内部に数千~一万本程度の中空糸が詰められており、この中空糸の中を血液が通過する際に、中空糸の表面に開いた孔のサイズに応じて病因物質が取り除かれます。

主な血液浄化療法
血漿交換療法

中空糸膜による分離技術を用いて、病因物質を取り除く方法です。本来、自分の体を守るべき免疫機能に異常をきたした自己免疫疾患の患者さんなどに適用されています。

吸着療法

血液中に蓄積した不要物質や毒性物質を吸着によって除去します。除去対象物質の種類、性質によって、様々な吸着材や吸着方法が工夫されています。血液から不要物質を選択的に除去できるため、体に必要なアルブミンなどの喪失が少なく、血漿製剤などの補充を必要としないのが特徴です。

持続的腎代替療法(CRRT)

大きな外傷や感染などで複数の臓器が機能不全に陥っているような重篤な患者さんの場合、体内で不要物質を適切に処理することが困難です。持続的腎代替療法は、重症な患者さんの体内に蓄積した不要物質や余分な水分などを除去するための方法で、緩やかにろ過・透析を行うことで、患者さんの体への負荷ができるだけ少なくなるよう工夫されています。

胸水・腹水ろ過濃縮再静注法

癌、肝硬変、腎疾患などの原因疾患によって溜まる胸水、腹水を体外に取り出し、ろ過、濃縮を行って得られる自己たんぱく溶液を、アルブミン製剤などの代わりに患者さんに返す方法です。食事療法や利尿剤では効果が出ない患者さんに適用されています。

製品紹介

膜型血漿分離器/膜型血漿成分分離器

血液浄化療法において、ろ過器の役割を果たすのが膜型血漿分離器、および膜型血漿成分分離器です。半透膜を介したろ過によって、病因物質の除去を行います。

血液浄化関連装置

血液浄化療法においては、ろ過、透析、吸着など、各種治療方法に対応可能な血液浄化関連装置が必要となります。

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