血液および血管内関連-血液

事業概要

血液および血管内‐血液川澄化学は、1954年に日本初のプラスチック製の採血・輸血セットを実用化して以来、血液バッグを中心として血液事業分野においてグローバルに事業展開しています。
医療に欠かせない輸血用の血液製剤は、高齢化や新興国での人口増加・経済発展などにより需要の拡大が見込まれています。 また、輸血副作用防止など、血液製剤の安全性に対するニーズも高まってきています。
川澄化学は、血液に関連する医療機器の開発、生産を通じて築いてきた技術と品質の高さで、今後も安全な血液の需要をサポートし続けます。

安全な血液製剤の安定供給をサポート

生命に欠かせない血液は、その機能を完全に代替できる人工血液は存在しないため、輸血用の血液は人の血液によって支えられています。


血液の成分 - 細胞成分(45%)、血漿成分(55%)血液は、細胞成分(45%)と血漿成分(55%)から構成されています。
細胞成分は、酸素を運ぶ赤血球、病原菌を殺す白血球、出血を止める血小板から構成されています。
血漿成分は、91%は水分で、約7%のアルブミン、グロブリン、血液凝固因子などを含むたんぱく質と、無機塩類、糖質などが含まれており、栄養物や老廃物の運搬、血圧の保持などを行っています。


献血 - 全血献血、成分献血献血には、血液中の全ての成分を採取する全血献血と、血小板や血漿といった特定の成分だけを採血し、体内で回復に時間のかかる赤血球は再び体内に戻す成分献血があります。
これらの献血によって提供された血液は、製剤化された後、輸血用の血液製剤や治療用の血漿分画製剤として医療機関へ提供されています。
また、患者さん自身の血液を予め貯血しておく自己血輸血という方法もあります。この自己血輸血は、同種血輸血による感染や免疫反応などの副作用を回避できるメリットがあります。
※献血で提供された他人の血液を輸血すること


献血(採血)してから、製剤化、保存、輸血までを完全クローズドシステムにより無菌的に行うのが血液バッグや成分採血キットです。さらに、輸血副作用の原因の一つとされる白血球を除去するフィルターが血液バッグや成分採血キットに組み込まれ、白血球を除いた輸血用血液製剤が医療の現場に供給されるようになってきています。

製品紹介

血液バッグ

採血から成分分離、保存、最終的に患者さんに輸血されるまでをクローズドシステムによって無菌的に行う、機能性と安全性の高い製品です。全血を採取する抗凝固剤の入った親バッグと、遠心分離された血液成分を保管する子バッグで構成され、医薬品と医療機器とが一体となった製品です。待機的手術における自己血採血-保存-輸血を行う自己血用血液バッグもあります。

分離バッグ

血液成分を保存するバッグです。通常のポリ塩化ビニル樹脂製の分離バッグと、主に血小板を保存するためのPOバッグがあります。POバッグはポリオレフィン系プラスチックの採用により、ガス透過性能が高く、血小板の長期保存が可能です。

カリウム吸着フィルター

赤血球製剤中に増加した過剰なカリウムイオンを80%以上、吸着・除去するフィルターです。胎児・未熟児・新生児・交換輸血または体外循環を受ける小児、および救命上緊急な急速大量輸血が必要な患者さんに対し、カリウム値が上昇しているおそれのある赤血球製剤(照射血・長期保存血)を輸血する際に使用されます。

ME機器

自動で採血を行い、抗凝固剤と血液を確実に混和する採血機や、採血後のチューブをシールするチューブシーラーなど、採血周辺機器を取り揃えています。採血機やチューブシーラーは、全血献血や自己血採血で使用されています。また、輸血に際しては、安全、迅速に新鮮凍結血漿の解凍を行えるFFP バッグ解凍器もご用意しています。

医療関係者の方向けの製品情報(輸血)はこちらから